茶畑に咲くチャノキの白い花

お茶の「花」を知っていますか?茶花サポニンの話

緑茶、紅茶、烏龍茶——お茶を毎日飲んでいる人でも、「お茶の花」を見たことがある人は意外と少ないのではないでしょうか。

実はお茶の木には、秋にひっそりと咲く白い花があります。長いあいだ茶づくりの世界では脇役だったこの花が、いま素材として注目されています。今回は、茶花ウコンの成分のひとつ「茶花サポニン」のふるさとである、お茶の花の話です。

チャノキってどんな植物?

お茶の木の正式な名前はチャノキ(学名 Camellia sinensis)。ツバキ科の常緑樹で、その名のとおりツバキの親戚です。

ちょっとした豆知識ですが、緑茶も紅茶も烏龍茶も、すべてこの同じチャノキの葉から作られます。違いは製法(発酵させるかどうか)だけ。葉っぱは「世界でいちばん飲まれている植物」と言ってもいい、大スターです。

秋にひっそり咲く、白い花

そのチャノキに、秋になると咲くのが白い小さな花。ツバキに似た丸い花びらと、真ん中の黄色いおしべが特徴で、うつむくように下向きに咲きます。

きれいな花なのですが、茶園では長らく「咲かせない方がいい」とされる存在でした。花に養分が回ると、主役である葉の勢いが落ちると考えられてきたからです。つまりお茶の世界において、花はずっと脇役——むしろ厄介者扱いされることさえありました。

同じチャノキから、葉は緑茶・紅茶・烏龍茶に、花はサポニンを含む希少素材に

ところが近年、この花にサポニンという成分が含まれることが知られるようになり、「摘んで活用する」という発想が生まれました。花を摘むことは、葉に養分を届ける茶園の手入れにもつながると言われていて、ちょっといい話でもあります。

「サポニン」ってなに?

サポニンは、植物に広く含まれる成分(配糖体)の総称です。名前の由来はラテン語の「サポ(sapo)=石けん」。水に溶かすと泡立つ性質があることから、この名前がつきました。

身近なところでは、大豆(豆乳を温めたときの泡のもと)、高麗人参、ごぼうなどにも含まれています。お茶の世界では、茶の実や花に比較的多く含まれるとされ、「茶花サポニン」はその花由来のものを指します。

お茶の花は開花の時期が秋の短い期間に限られるうえ、収穫は手作業。だから茶花のエキスは、量を集めるのが難しい希少な素材なんです。

茶花ウコンが「花」を選んだ理由

茶花ウコンの名前は、この茶花(ちゃばな)からもらいました。配合しているのは、ウコン由来の還元型クルクミン、黒胡椒抽出物バイオペリン®、そして茶花乾燥エキス(茶花サポニン)の3成分。

みんなが知っている「葉」ではなく、ひっそり咲いてきた「花」のほうに目を向ける——そんな素材選びが、茶花ウコンという商品の個性になっています。

ちなみにもうひとつの主役成分、クルクミンの話はこちらでどうぞ。

ウコンとクルクミンは何が違う?還元型クルクミンまで一気に整理

まとめ

  • 緑茶も紅茶も烏龍茶も、同じチャノキの葉から作られる
  • チャノキには秋に咲く白い花があり、茶づくりでは長らく脇役だった
  • その花にはサポニン(泡立つ性質をもつ植物成分)が含まれる
  • 開花期間が短く手摘みのため、茶花エキスは希少な素材

次にお茶を飲むとき、ふと「この木には白い花が咲くんだよな」と思い出してもらえたら、ちょっとうれしいです。


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